継続性と信頼性

昨年から仕事の依頼が少しずつ増えてきたり、新しい出会いに恵まれたりして感じるのは、継続性と信頼性は常に並行しているなぁということ。2012年から始めて今年で11年目になったユニバーサルスポーツ活動の前身はパラスポーツの普及とパラアスリートの応援だった。その活動を通じて知ったのが、障害のある方が競技性ではなく単に楽しむためのスポーツをする環境がないことだった。

どういうわけか障害のある方がスポーツを始めようとすると「パラリンピックに出るの?」って言われる当事者の方が多い。では健常者がスポーツ始めるときに「オリンピックに出るの?」って言われるのかって、そんなわけない。

例えばよくある光景の公園で、親子や友達とバドミントンやる感覚を障害のある方が求めると、その環境が身近にはなくて「じゃ、作っちゃおう」って活動始めてから11年経った。最近では活動の範囲が障害のある方のスポーツ環境づくりだけではなく、ユニバーサル社会・ユニバーサルデザイン・共生社会・都市公園の利活用・多世代交流・教育・オンライン学校づくり、などなど予想もしないシーンへどんどん展開して、来月はアフリカのセネガルの方に向けてオンラインでスポーツと共生コミュニティに関してお話しすることになった。

本当にいろんなご縁に包まれながら、11年間、毎月、小さく、小さく、時には少し大きめな事業を継続してきたことで信頼をいただけたことが仕事へつながっていることには本当に感謝しかない。それらを経て、今年からは実践者を国内外に育成する学校「アユカワ福祉デザイナー学園」を始めるが、ここまできた源流は「<楽しい>の連続性」に尽きる。自分が、相手が、楽しいから、楽しい顔を見ていると、気がつけばカラダが動いちゃう。

ChatGPTで予測できる未来なんて、まっぴらゴメンだ。
自分を信じて。予測不能なココロが向く方へ。