オンライン報告会を実施しました

2012年より所沢市で始めたこれまでの活動につきまして、2月17日から4週間にわたり、鮎川所長が毎週水曜日にオンラインで活動実績を報告する機会をいただきました。

【テーマ】埼玉県所沢市におけるスポーツを活用した共生社会開発の実践報告

とある企業様に対し「共生社会×スポーツ」で事業提案をすべく、過去10年間の活動実績の整理をしたいと考えている最中、せっかくならコミュニティ内で興味ある方に聴いてもらおう! という思いつきで企画した報告会です。

報告会の内容は下記のとおりです。

<第1夜 2月17日>

   ・はじめに:なぜ共生社会開発のためにスポーツなのか?
   ・超少子高齢社会のトップランナー日本から考える。
   ・パラスポーツとの出会いと、国立障害者リハビリテーションセンターという地域資源
   ・2020東京オリパラ招致決定からはじまったパラスポーツの応援団
   ・パラスポーツ応援団からユニバーサルスポーツコミュニティへの転換

<第2夜 2月24日>

   ・ユニバーサルスポーツコミュニティのはじまり
   ・ユニバーサルスポーツコミュニティの醸成から見えた共生社会
   ・地域福祉とユニバーサルスポーツという新たな視点

<第3夜 3月3日>

   ・新たな挑戦。県営公園との地域共生コミュニティ形成事業
   ・事業から派生するソーシャルキャピタルの醸成
   ・埼玉県へ事業プレゼンに行く意義

<第4夜 3月10日>

   ・リハビリテーションスポーツを活用した地域リハビリテーションと地域包括ケア
   ・これからの事業構想
   ・おわりに:新しいスポーツ文化をつくる

 
<第1夜について>
昨晩開催された第1夜の報告会では、まず「共生社会開発になぜスポーツか?」という総論からスタートしました。そして鮎川が2011年12月に車いすラグビーと出会ってから、国立障害者リハビリテーションセンター(NRCD)がある所沢市の特異性を知りました。更に2013年9月の2020東京オリンピック・パラリンピック招致をきっかけとして所沢市で設立したパラスポーツの市民応援団の話をはじめ、パラスポーツの市民応援団から多様な障害のある方々が、身近な地域でスポーツができる共生コミュニティづくりへの変換についてお話しさせていただきました。

端的に書いてありますが、実はこの第一夜に話した内容は、約5年間コミュニティの皆様と積み重ねてきた活動についてです。これまで約3千人の方々がプログラムに参加されました。企業でも組織体でもないフラットな関係性のなか、これだけの活動実績ができたのは「参加して楽しい」に尽きます。自分自身も「楽しい」がなければ、10年間もこの活動を続けていられなかったと思うのです。

終了後は参加者の皆様からフィードバックをいただくことで、この活動の特異性と今後の事業展開を俯瞰することができました。参加者のみなさま本当にありがとうございました!

第2夜は、2月24日(水) 20時から開催される予定です。


※当研究所では活動の拡大をはかるためご寄付をお願いしています。
ぜひ一緒に、地域共生社会の実現に向けて応援してください。

鮎川福祉デザイン事務所
1970.01.01
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