福祉デザインカレッジ vol.4【ソーシャル・コミュニティ実践編 <1>】

福祉デザインカレッジを主宰する当事務所所長の鮎川が、43歳から現在まで10年間デザインしたソーシャル・コミュニティを題材に、ソーシャル・コミュニティ実践の仕方をお話します。今回は4回目の開催になります。

■実施日時■ 2023年2月25日(土)19時~20時半 ※オンラインzoom開催

■申込方法■
 メールにてお願いします。 info★ayuakwa.jp(★を@へ変更してお送りください)
  ※メール確認後ご入金先をお知らせいたします。
  ※ご入金確認後zoomアドレスをお送りいたします。

■申込締切■ 2月22日(水)

■参加費■ 1,000円(税込)

■定員■ 10名

■登壇者■
  鮎川福祉デザイン事務所 代表 鮎川雄一

■登壇者プロフィール■
 <資 格 等>
   ◎介護支援専門員
   ◎訪問介護員2級養成研修課程修了
   ◎介護福祉士
   ◎認知症介護実践研修(実践者研修)修了
   ◎認知症対応型サービス事業管理者研修修了
   ◎キャラバン・メイト養成研修修了
   ◎ジェロントロジー・マイスター(一般社団法人日本応用老年学会認定)
   ◎終活ライフケアプランナー(JADP認定)
   ◎メンタル心理カウンセラー(JADP認定)
   ◎公益財団法人 日本パラスポーツ協会公認 初級障がい者スポーツ指導員(2017年度まで)
   ◎キッズアスレティックス・インストラクター(日本キッズアスレティックス協会認定)
    ※現在、2024年社会福祉士国家資格取得の為、通信課程受講中

■所属学会■
   ◎日本リハビリテーションスポーツ学会 理事
   ◎一般社団法人 日本応用老年学会

■福祉デザインカレッジとは■
【コンセプト】

 だれもが福祉をデザインできる社会をつくる

【ミッション】
 福祉領域における制度に捉われないサービスやボランティア活動の創造

【ビジョン】
福祉とは本来「幸福・しあわせ」を意味する言葉です。しかし「福祉」と聞いて多くの人たちがイメージするのは、こどもの出産・育児、高齢者・障害者などで生活に困りごとがある人たちを支援することではないでしょうか。本来、これらは福祉ではなく、福祉を社会で支えるためのしくみである「社会福祉」になります。つまり、国や自治体が提供する福祉とは社会福祉なのです。そして、この社会福祉を支えるのは社会保障費です。この社会保障費の財源は、わたしたちが納めている税金や、消費税、保険料などになります。しかしこの社会保障費は持続可能なのでしょうか。

日本は、世界一の超少子高齢社会を迎えています。総人口と、働く人たちが減少していきます。先ほど述べた、社会保障費の財源を維持することが難しくなると言われています。では、わたしたちはどうしたら良いのでしょうか? わたしは、じぶんたちの福祉を、じぶんたち自ら自由につくる「福祉デザイン」という考え方が必要だと考えています。なぜなら、第二次世界大戦後、日本は高度成長期を経て福祉を地域や家族から切り離し「社会化」してきましたが、経済成長の鈍化から、また地域や家族などの共助へと転換させようとしています。本来、わたしたちの幸福・しあわせである「福祉」は経済に左右されるものなのでしょうか。社会保障費・制度がなければできないものなのでしょうか。わたしは今までの研究事業から、そうではないと考えています。

先述したように福祉の意味は「幸福・しあわせ」です。それらは人間それぞれの主観によってつくられます。そしてインターネット社会では、じぶんと同じ主観を持っているひとたちと繋がることが、国内外問わず自然にできます。だから、どんな福祉をつくるかは、わたしたちの自由なのです。これからの福祉を、いろんな人たちとデザインできると思うとワクワクします。ぜひ、それぞれが求める福祉を一緒にデザインしていきましょう!


■画像協力■ 木村 理